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『不完全』を楽しむ家

こちらの記事はnoteからの転載となります。
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提案されたDWELL川畑さんのプランは、私がお願いしていた3つのことを完璧にクリアしていました。
(3つの改善点についてはコチラ

 

しかも、クリアした上に、オマケまで付いている!子供部屋が一つ増えていました!無駄に広かったキッチンを子供部屋(男子二人用)に、キッチンは、対角線上の「えっ?ここに!?」という、大移動でした。

↑これはリノベーション前

そしてもちろん!!川畑さんの推奨する”GOOD-TIME PLACE“も完備
これは私の主人が川畑さんに惚れ込んだ最大の要因。どんな風に私たちの暮らしにこの”GOOD-TIME PLACE”が入ってくるのか、楽しみにしていました。私たちが好きな古いものを残しつつ、新しいものと共存するとても心地いいスペースの提案です。

▪️GOOD-TIME PLACE

GOOD-TIME PLACE“は、外と家の中間というイメージ。外でもないし、家の中でもない。そこに人が集まり、一緒に楽しい時を過ごす。土足OKにすることで、お客様に気を使わせない、気軽に出入りしやすい空気感。川畑さんの定義するGOOD-TIME PLACEのルールの中に、 “アウトドアキッチンとダイニングセットがあること”というものがありますが、うちにはそれはありません。キッチンがデッキに近い場所に配置されたことで、これなら家と外の両方のキッチンを兼ねるだろうとなったから。よく見る小屋みたいなGOOD-TIME PLACEに憧れていたので、独立していないGOOD-TIME PLACEに少し寂しさもありましたが、費用面を考えるとキッチンが一つで助かった部分もあり、新しい形での提案で楽しみにもなりました。

▪️快適な居住空間

川畑さんのプランで印象的だったのは、手を入れる部分は徹底的に整える、それ以外は捨てる(笑)というところです。(捨てると川畑さんが言ったわけではない。笑)この場合、手を入れる=断熱工事をするという意味です。寒いを解消したいという思いはありましたが、なんせ予算というものがあるので、家全体を断熱工事するというわけにはいきません。そこで、写真の赤色の枠だけを完璧に断熱する(緑の部分はついで)、既存の家の中に快適居住空間を作るイメージでプランされたのです。

↑川畑さんのプラン

今までの家にあった障子などの建具も再利用していて、古き良き日本の家の雰囲気を残しながらも、新しい風も感じる素敵なプランでした。

▪️不完全を楽しむ

川畑さんのプランは私の要望を全て満たした完璧なプランでしたが、予算面やリノベーションである故に既存の骨組みを考慮しているため、寒い場所が残ったり、動線がすごくいい!って言えるものではありません。

「不完全を楽しめばいい。」

プラン説明の時、こんな感じで川畑さんがおっしゃった。(言葉の選び方は違ったかも。)
生活の大部分を、GOOD-TIME PLACEやリビングで過ごす。快適な空間で。そこにいる時間が長くなると思う。で、各々寝る時、(寝室には断熱してないので)寒いだろうね。だけど、また朝起きて快適な空間でみんなで過ごせる。そんな風に毎日を送れば、不完全も愛おしく思える。みたいな。

人でもモノでも、完全、完璧なものは、この世に存在しない。するかもしれないけど、大体みんなどこかに欠点やツッコミどころを持っていて、それが個性になって愛おしい。

そんな感じで、この家も可愛がっていきたいな。日々の暮らしを楽しみながら。

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