こちらの記事はnoteからの転載となります。
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以前の記事で基礎断熱について書かせていただきました。
寒さ対策その①〜基礎断熱〜
が、それだけでは肝心の断熱材が入っていないので、断熱材を施さないといけません。
私たちの家に導入された断熱方法は、「アップルゲートセルロース断熱」。
セルロース断熱とは、パルプを原料とする紙製品を再利用してつくられた細かな紙片状の断熱材を、専用の装置を使って壁の中や屋根裏などに施工するものです。
その中でも、アップルゲート・インシュレーション社のセルロース断熱は、セルロース断熱が普及しているアメリカでも高く評価されているとのことで、私たちの住まいづくりのチームはこの工法を選んでくださいました。
【施工方法】
↑まず、木で細かく枠組みを作ります。
↑専用の機械で、セルロース断熱材を吹き付けます。小さな隙間にも断熱材を埋め込むことのできる機械です。
↑ 不要なセルロース断熱材を削ぎ落として完了。専門の業者さんがうちの場合3日ほどかけて施工してくださいました。
断熱の機能は熱を逃がさないだけではない?
私はこれまで断熱はただ外気に左右されないようにするためのものと思っていましたが、セルロース断熱の機能は他にもたくさんあるようです。
・冷暖房負荷を抑え、省エネルギーにつながる。
・有害物質を放出せず、シックハウスの原因とならずに、快適空間をつくる。
・優れた防耐火性。
・木の繊維であるセルロースが湿気を吸放出する性質があるため、結露を防止する。
・ホウ酸が添加されているので、防カビ・防虫の効果で家を守り長持ち効果。
家が出来上がってしまえば、全く見ることのできない断熱ですが、見えないところこそ丁寧に整えてくれたことで安心して暮らしていけます。この断熱材で作られた空間が、私たちの暮らしをどんなふうに快適にしてくれるのか、今とても楽しみです。