こちらでもご紹介した「リバーバンク 森の学校」のGOOD-TIME PLACE(ガーデンキッチン)の件の続報です。
鉄骨の骨組み&屋根の下地も貼り終わりました。
明日はガルバリウムを被せて屋根工事が終了となります。
その後は厨房の工事に取り掛かります。その工事の中で「竃」の施工はどうしようか?とずーと悩んでいたのですが、森の学校を一緒に修復している地元の協力者の東大海さんに相談したところ、「ジェフリーに相談したらいいかも」と即答。
ジェフリーは川辺市在住のノンフィクションライターで民俗学を研究しているアメリカ人。
(彼についての詳細はこちら)
さっそく彼に相談したところ「日本一の左官職人の南田さんを紹介するよ」と、これまた即答。
ジェフリーが待ち合わせ場所に選んだのは、最近リノベーションしたという川辺の旧家(※上の写真です)。
ここには南田さんの師匠が作ったと言う竃があり、今回その修復を南田さんがされたそう。
いかにも「直しました!」という修復ではなく師匠に敬意を払いつつ、使い勝手良く修復されたその仕事に驚き、感動しました。
「森の学校の竃をつくれるのは南田さんしかいない」と思い、そのまま現地を見ていただき、製作をお願いしました。
僕は、確実に図面通りつくり上げていくというよりは、人と人が繋がり協力し合いながらつくり上げていくプロセスを楽しむことを大切にしています。
そうすることで、完成した物や場所が、一段と価値のあるものになっていくように感じています。
完成まであともう少し。
この場所であと何人の人と繋がることができるでしょうか?
それでは次回の進捗もお楽しみに。