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親から息子へ

20歳の長男イサムともうすぐ18歳になる次男 遼。

息子達には常々、「僕のやっている仕事に興味があるんだったら、継ぐことは考えずに利用した方がいいよ」と言っています。次男は、今年(2021年)の春から大学生となるので、早くて4年後の話となりそうですが、長男は大学に進学することなく、今は10歳の時から始めたクライミングを生業としています。ただ、そのスタイルでいつまでもやっていける保証もないので最近は、練習の合間で革細工をやってみたり、僕や僕の知人の仕事の手伝いや、投資の勉強などもしているようです。

イサムは、僕のやっている仕事に多少興味を持っているようなので、これならできるかな?と思う仕事を、試しに最初から最後まで彼に任してみる事にしました。

その仕事とは、愛知県で家づくりをされている工務店のイトコーさんからの依頼で、新築で家を建てられたお客様に差し上げるノベルティを考えてもらいとの相談。アイデアは親子で考え、ある程度デザインが固まったところで、イサムに伊藤社長へのプレゼンは任せました。親父の僕がこれまで築いてきた信頼関係があるので、特に問題もなくスムーズに(半ば強引に)発注をいただきました。

それで完成したノベルティが、こちら

いかがでしょう〜なかなかのクオリティだと思いませんか?(親バカですみません。)

今回のノベルティ商品は、とことんオリジナルに拘っています。イサムが作れる部分は自分の手を動かし、竹製の弁当箱と箸箱は僕の知人の工場から仕入れさせていただき、袋はイサムが使っているクライミングのチョークバックを作っているquiet sportの谷間さんに相談したところ、快く引き受けてくださったそうです。

革のボタンにも、ITOKO STYLEとレーザー彫刻されていますが、このロゴは僕の友達の窪見くんに作ってもらったみたい。(親父の周りの人を利用しまくっています。いいぞ!)

袋の中は、こんな感じで弁当箱と箸箱が収まっています。こちらの商品は、脇田工芸社さんの定番商品ですが、レーザー彫刻をすることなどを考慮して、無塗装の状態で仕入れさせていただいたそう。(こんな注文が効くのも親のおかげだぞ!)
レーザー彫刻を施した後、イサムが蜜蝋で仕上げています。

上から覗くと、こんな感じ。オーダーで作ってもらっただけあってサイズは、ピッタリ!

両サイドのフォックは、それほど必要性はなさそうですが、閉じるとスッキリとしたデザインになるのが気持ちいいです。

裏地には、保冷シートまで貼られています。谷間さん、憎い仕事をされますね〜

今回のノベルティで1番のポイントは、この袋の素材!実は、イトコーさんのロゴマークの入ったオリジナルのタイベックシートの端材を利用しています。タイベックシートには色々な役目があるのですが、特に防水性と強度が高く、雨から家をしっかりと守ってくれているとっても大事な材料なんです。

現在の家づくりには必要不可欠なタイベックシート。しかし、外壁の下地になってしまうので、一般の方はあまり馴染みのないタイベックシート。

お弁当袋を手にする度に、我が家を守ってくれているのは、このタイベックシートなんだなぁ〜と感じてもらいたい思いから、素材の選定までこだわったランチパックセットの完成です。

今後も、このようなちょっと気の利いたオリジナル商品開発のお手伝いをしていけたらと思っていますので、もし今回の記事を読まれて気になられた方は、なんでもご相談くださいませ。

イサムが尻尾を振ってお待ちしております😄

最後に、お弁当箱と箸箱を提供してくださった脇田工芸の脇田社長、扱い辛いタイベックシートを、見事にお弁当袋に仕上げてくださったquiet sport の谷相さん、革ボタンのロゴを作っていただいた窪見くん、そして最後に、未熟者のイサムにこんな素敵なチャンスを与えてくださったイトコーの伊藤社長、皆様にありがとうございました。イサムとって生涯忘れることのできない貴重な体験になったと思います。そして、彼がいつか恩返しをしてくれる日を気長に待ちましょう。

PS イサムへ
次は、写真も自分で撮ろうね。

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